2022.7.8
船方農場グループ SDGsの取り組み
この度船方農場グループは、SDGs 宣言書を作成いたしました。“宣言書”という形にまとめることは初めてですが、どれも船方農場が長年取り組んできたこと。改めて自分たちが行っていることを見直し、さらにできることに取り組み、引き続き地域課題の解決および持続可能な社会の実現に貢献できるよう、努めてまいります。
SDGsとは
「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」とは、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
(参照:外務省HP SDGsとは?)
船方農場グループの重点項目(ターゲット2030)
安全で素材・美味しさを追求した食品の提供
最新技術の導入と確かな経験知を通じて、安全で、素材・美味しさを追求した食品を提供します。自然の恵から生まれる「幸せ」のかたちをお届けし、皆さまの豊かな暮らしに貢献してまいります。
【主な取り組み】
IoTシステムの導入、HACCPに沿った作業マニュアルの作成、生産・加工・販売までの一貫管理、食品衛生講習会の開催、アニマルウェルフェア・カウコンフォートの追求
環境への配慮
環境問題は、事業の持続可能性に関わる重要課題であると認識し、環境負荷の低減に取り組みます。省エネ・省資源を通じて、持続可能な循環型農畜産業を推進し、環境に配慮した経営に努めてまいります。
【主な取り組み】
牛糞堆肥製造場の設置、自給飼料の生産、定期牛乳販売瓶のリユース、配達ルートの効率化、農薬散布の制限、節水、適切な排水処置
職場環境の改善
多様な人材が活躍できる企業を目指し、誰もが幸せでいきいきと働ける、働き甲斐のある職場環境をつくります。従業員一人ひとりが健康で働きやすい職場環境の整備に努めてまいります。
【主な取り組み】
外国人技能実習生の受入れ、外部人材による研修、現場の意見・実情や改善点の把握、就業前の健康増進運動、福利厚生施設の設置、自社栽培白米の提供
地域社会への貢献
地域に密着した事業活動を通じて、ステークホルダーの皆さまとの連携を大切にします。地域課題の解決や、地域経済の活性化に取り組み、持続可能な地域社会の発展に貢献してまいります。
【主な取り組み】
6次産業化、地域見守り隊への参加、地域清掃活動、農業体験・職場体験の実施、農業研修者の積極的な受け入れ、農場開放による命の教育・地域の癒しの場の提供
SDGs宣言書をまとめることになった経緯
そもそも農業は、自然がベースとなっている産業です。そして、船方農場でも取り組んでいるように、多くの農業に携わる人々が循環型の農業を行っています。農家さんたちはSDGsということが言われるずっと前から、その大切さを知っていたのだと思います。そのような農業から、近代の農業は変化してきました。
そこで、船方農場は改めて自分たちが行っていることを見直す、再確認する、という意味で宣言書としてまとめました。新しいものを取り入れつつ、長い間行われてきたことや考え方は大事にして、「次世代に繋ぐ百年農場」を掲げて、SDGsとして取り組んでまいります。