朝の冷え込みも厳しくなり、季節は秋になりました。今年は夏場の日照不足により、作物は例年とは違う管理が必要になってしまいましたが、牛にとっては、過ごしやすい気候となりました。ですが、日中夜の寒暖差が大きく環境の変化を嫌う牛にとっては、体への負担とストレスが大きく影響をしてきます。現在のところ、大きな事故・病気等も発生しておらず夏を超えることができました。人間も同じですが、牛も夏場の疲れが出る時期が、まさに今(朝夕涼しくなる初秋の時期)です。牛の体調に変化がないか注意して管理しております。
牧草の方は、今年最後の刈り取りが終了し、良質な牧草が収穫出来ました。ラップサイレージとして保管し、これからの冬場から、来年の春まで、育成牛を中心に食べさせてやることができます。また、水稲部の稲刈りと同時進行でワラ取りも行っております。肉牛にとって、一年を通じて必要な基本となるエサです。天気と圃場の状態を見ながら収穫をしていきます。
実りの秋、収穫の秋ももうすぐ終わります。その後は、堪え忍ぶ冬に入り、今年も一年が終わります。無事に笑顔で、一年間を振りかえれるよう、今はしっかりと準備をしておきたいと思っております。放牧場の牛も、霜がおり出す頃には牛舎に戻ります。来年の春を楽しみに場内整備の方も力を入れて行きたいと思います。

JAPAN CHEESE
AWARD ′14へのチーズの出品について