(有)船方総合農場創立50周年を迎えるにあたり、船方農場グループとの係わりの深いこの方に、インタビュー形式でお聞きしました。吉岡 永裕(よしおか のりひろ)さんです。
@ (有)船方総合農場とのかかわりの始まりと現在までの経緯をお願いします。
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●高校卒業後、旧国鉄
(現在のJR)に入社。
昭和49年に、当時の(有)船方総合農場社長坂本多旦氏の「農業基盤のない人でも農業ができる」
「農業・農村を守ろう」という理念に賛同。長男ということもあり、地元に戻ってきました。
●(有)船方総合農場から(株)みるくたうんの社長になられて、特に取り組まれたこと等は・・・
★ (有)船方総合農場では・・・・
- すべての仕事に取り組まなければいけなかった。経理・総務・事業関係・土方・大工・草刈・搾乳等々です。
農業全般、創意工夫をして取り組まざるを得なかった。
- 事業に関しては、前任者が退職し、引き受けざるを得なかった。
- 当時の坂本多旦社長が言われる言葉に、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」その言葉に押されて、分からないことは人に聞き、仕事を進めていくことができました。
★(株)みるくたうんでは・・・・
- (株)みるくたうんは食品製造業と販売・宅配業を営んでおり、(有)船方総合農場の生産とは異なり、食品の衛生管理に注意を払いました。手洗い・服装はもとより、器具の洗浄・工場内の清掃等など、最終消費者のお客様を相手にするという意識を、社員一人一人に注意喚起していきました。
- 宅配事業をしていますので、社員の交通安全への取り組み、交通安全のモラルの徹底に気を配りました。
- お客様のクレームや苦情を「お客様の声」とし、素早い対応を心がけることし、「お客様の声」を真摯に受けとめ、社員間で共有し意識を高めることとしました。
●現在は・・・・・
★みどりの風協同組合にて、建物や施設の管理、修理修繕・補修と今まで培ってきた経理・総務・庶務的なことを含め、全般的に目配りをしております。
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A 一番思い出深いことは・・・・・・
農業に携わり、事務、経理をし、また、事業をして、次の新しいことに取り組んでいけたということ。
事務職だけに終わったのではなく、いろんなことにチャレンジをしてきたことかな。
農業は長いスパンで考えねばならない、一般の産業とは異なる点が面白かった。
B 農業に就業してこられる若い方々にアドバイスを、また、
その、継続の秘訣を・・・
農業は長い目で取り組まなければいけない。辛抱して続けていくことが大事。
まず、夢を持つこと。夢があるから努力をする。努力をすると感動がある。
感動するとまた続く。
C これからは何をなさりたいですか。
現在は「無の境地」「無」ということは気持ちが楽になります。 |